テープ療法

切開術に行うテープ療法も一種の健康に関する情報
と言えるかもしれない。
テープ療法とは
傷跡に瘢痕やケロイドを作らず、できるだけキレイに
目立たなく仕上げるための傷跡予防処置だ。
傷口に向かって皮膚を寄せながら、傷に対して垂直に
テープ固定をすることで皮膚が傷に対して外側に広がる
力を抑制し、傷跡の幅が広がって瘢痕になるのを防ぐ
効果がある。
また、傷の上にテープを貼ることで皮下組織の隆起を抑制し、
ミミズ腫れのようなケロイドになるのを防ぐ効果もある。

一般的に縦切開の傷の方が傷周囲の皮膚が左右に広がり
やすく、瘢痕やケロイドになりやすいと言われている。
額・首・指・腹部などの皮膚を見るとわかりやすいが、
人間の身体の皮膚は横にシワが出来やすい性質なので
縦に切ると傷が横（左右）に広がろうとするからである。

横切開の傷跡でも、皮膚は重力で下にさがろうとするので、
下に向かって傷跡が広がり瘢痕やケロイドになる人もいる。
少しでも傷幅を細く目立たないようにキレイに仕上げるには
横切開でもテープ療法をやったほうが良いだろう。